歯医者さんに通えない方にも治療やメンテナンスをご提供し、お口の健康を守っていただくため、堺市中区の歯医者「みなみの歯科」では訪問歯科診療を行っています。
お身体がご不自由であったり寝たきりだったりで、歯科医院に通院するのが困難な方に対して、歯科医師や歯科衛生士がご自宅や病院、福祉施設などに伺い、歯科治療や検査、口腔ケアを行うことを「訪問歯科診療」といいます。訪問歯科で行う治療は歯科医院で行う治療と同等の治療を行います。どんな治療や処置をご希望なのかを含め、まずはお気軽にご相談ください。
※患者様の体調や状況により長時間の治療が出来ない場合は治療回数がかかります。
訪問歯科診療は保険適用が可能です。出張費や別途謝礼などは不要です。訪問歯科診療をお申し込みの際は、医療保険の保険証をご用意ください。介護認定を受けられている方は介護保険が適用されますので、介護保険証をご用意ください。
肺炎は、悪性新生物、心疾患に続く日本人の死亡原因の第3位です。そして90~94歳の死因の第1位でもあります。高齢者の肺炎は、誤嚥(ごえん)性肺炎が多くを占めます。口腔ケアをしっかりと行うことで、これらの肺炎にかかるリスクを下げることができます。
通常、食べ物や飲み物を飲み込むと食道を通って胃に送られますが、飲み込む機能が衰えると気管に入り込んでしまい、肺に入ってしまうことがあります。これが誤嚥です。抵抗力が低い病気の方やご高齢の方が、お口の中の細菌を唾液や飲食物と一緒に誤嚥してしまうと、気管支炎や肺炎を起こすことがあります。これが誤嚥性肺炎です。
口腔ケアを行い、お口の中の細菌を減らせると、誤嚥を起こしても気管支や肺の炎症にまで進行しにくくなります。ご高齢の方や寝たきりの方にとってお口のケアを自分で行うことはなかなかできません。専門的な口腔ケアを継続することが肺炎の予防にもつながるのです。
悪くなってから、痛くなってから治療を行うより、病気を未然に防ぐための「予防」がお口の健康につながります。口腔ケアは痛みをともないません。そしてお口の中がさっぱりします。定期的にメンテナンスを行えば、もし虫歯や歯周病などのお口のトラブルに見舞われてしまっていたとしても早期発見・早期治療が可能です。訪問診療が必要な方はご自宅で、そして通院可能なご家族の方は歯科医院での定期検診をおすすめします。